HPC wireの「Oracle Cloud Now Offers AMD Epyc Compute Instances」を読みました
HPC wire読みました記録をつけようと思う
- 概要
OracleがAMDのEpycプロセッサを使用したクラウドサービスを提供すると発表。
Epyc搭載のクラウドは、Microsoft Azure, Baidu, Packet, SkySilkに次ぐ5社目。
アメリカのEast-Ashburn地区では本日(10/23)、ロンドンでは10月末、その他の欧米では今年末に提供する。
コア時間あたり$0.03で、他者サービスよりも安いとのこと。
Mercury Researchの最新レポートによるとAMDの市場シェア度は1.3%だが、
2018年末には5%に到達するとの見込みだそうだ。
前Intel CEOのBrian Krzanich氏も、「AMDの市場シェア度を15~20%に抑えることが目標」と言及している。
1サーバに64コア搭載で既存のx86系より多数のメモリチャネルを提供する。
「多コア、高バンド幅を要するデータ解析に理想的」とのこと。
ここでいう高バンド幅を要するデータ解析とは、気象・数値流体力学計算、航空機・自動車の衝突解析、オイル・ガスの拡散計算のことを指す模様。
ベンチマークに10TB Terasort, Fluentによる14百万点規模の翼計算などを行い、いずれも既存サービスよりトータルコストを抑えられているとのこと。